知りたい通貨のこと・・・その3
六〇年代のメキシコは、この条件をほぼみたしていました。
六〇年代のメキシコ経済は順調に拡大し、成長率は七・○%という高い成長を記録しています。
この期間の名目成長率は一〇・五%であるからインフレ率は三・五%であり、メキシコ経済は安定成長を続けていたといえるでしょう。
一九七一~七二年もインフレ率は三%台であって、七〇年代も順調に拡大するかにみえました。
しかしながら、一九七三年になると様相は一変しました。
卸売物価は一九七二年には二・八%しか上がっていないのに、七三年には一五・七%も上昇したのです。
七四年にも二二.五%へと異常な高まりをみせました。
消費者物価もほぼ同率で上がりました。